日本が1968年メキシコ五輪以来、53年ぶりのメダルを懸けスペインと対戦。
初の決勝進出を目指す日本は、延長後半に決定的な1点を奪われて敗れた。68年大会以来となる銅メダルを目指して、メキシコとの3位決定戦に臨む。
日本は前半、圧倒的にボールを保持するスペインに押し込まれ、耐え凌ぐ展開が続いた。39分にはピンチを迎えたが、相手FWのシュートをGK谷晃生が好セーブした。
後半に入っても日本は引き続きスペインに攻め込まれ、58分にはPKを一度は献上してしまうが、VARチェックによりノーファールとなった。そして90分間、なんとか守り切る。
スコアレスで延長戦に突入し、ついに均衡が破れる。
延長後半10分、日本の左サイドを攻め込まれ、途中出場のマルコ・アセンシオが得意の左脚を振り抜き、カーブをかけた鋭いシュートを逆サイドに突き刺した。レアル・マドリード所属のオーバーエージ枠の選手に、決定的な仕事をされた。
前半から押され気味に試合が進んだ。後半11分、吉田が相手MFメリノのボールを自陣エリア内でチェックにいった際にPKの判定を受けた。VARの助言から、オンフィールドレビューを経てPKは取り消されたが、その後も猛攻にさらされた。
後半31分には日本選手に当たったボールが自陣エリア内にこぼれ、ミルがシュートしたボールをGK谷がセーブした。
時間が経過するにつれ、スペインが猛攻を重ねるが、体を張った守備で、かろうじてしのぐ日本。後半終了間際には、ボールカットから堂安が抜け出し、カウンターを仕掛けたが、MFスピメンディにシャツをつかまれて止められた。相手にイエローカードが出たものの、土壇場でのゴールにはつながらなかった。
延長戦から前田と三好が久保、堂安に代わって投入された。延長前半12分には左サイドバックの中山からのクロスに前田がヘッドで飛び込んだが、枠をとらえられなかった。
失点した後は、DF吉田を最前線に上げて、最後の反撃を試みた。ロスタイムにCKを得て、GK谷も上がる総攻撃を仕掛けたが、得点には至らなかった。
準決勝のもう1試合、前回リオデジャネイロ五輪金メダルのブラジルと、2012年ロンドン五輪優勝のメキシコの一戦は、延長を0-0で終え、PK戦を4-1で制したブラジルが3大会連続の決勝進出を決めた。
日本にとっては68年メキシコ五輪、12年ロンドン五輪に続き3度目の準決勝だったが、今回も決勝には届かなかった。決勝は7日に横浜国際総合競技場で、3位決定戦は6日に埼玉スタジアムで行われる。
惜しくも敗れた試合後、久保はゲームの感想をなんとか振り絞った。
「出すこと全部やって負けたので、涙も出てこないです。なんでしょう……次ですね」
終始、劣勢に立たされた展開で、久保はスペインについて「上手かったし、強かった」と述べ、「自分たちもプランを持って挑んだつもりでした。あと一歩及ばなかったです」と悔やんだ。
今回の試合は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ観点から、無観客で行なわれている。ファンはテレビやネット観戦などで見守り、SNSから熱いエールを送った。
「負けられない!頑張ってくれ!」
「サッカーで点を取られる時ってまじで、心臓に悪い」
「最後まで惜しかった! 決めきれなかったなー」
「悔しいけどよく頑張った!お疲れさまでした!
「終わった…。けどまだ銅メダル狙いに行こう!」
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