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SPと県警の動きの差…ほとんど動けなかった県警3人

 SPと県警の動きの差は、能力とかじゃなくて気持ちの問題だと思う。SPは護るのが仕事であって、警官はそうではない。初動に差が出るのは当然だと思う。


ただ、いずれにしても一発目で当たってれば意味なかったわけだから、重要なのは少しでも怪しい人物がいたら、攻撃する隙間を予め塞いでしまうことのようにも思う。外国では透明のシールドをしてるらしいが、そう言ったものの方が護れる可能性は高いように思う。






奈良市で8日に起きた安倍晋三・元首相に対する銃撃事件で、最初の発砲後、近くにいた警察官4人のうち3人は動き出しが遅れていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁の警護員(SP)は防弾仕様のカバンを掲げたが、安倍氏との間に距離があったため間に合わなかった。警察庁は14日、警護・警備の問題点を調べる検証チームを現地に派遣し、本格的な調査を始めた。



事件発生から15日で1週間となる。検証チームは今後、約1週間かけて現地で警護員から聞き取りを行うなどした上で、要人警護の抜本的な見直しに向けた議論を進める方針だ。


安倍氏は8日午前11時半頃、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参院選の応援演説中に、無職山上徹也容疑者に背後から2度にわたって銃撃され、搬送先の病院で死亡した。


捜査関係者によると、当時、安倍氏の直近には陣営関係者らがおり、その周りに警視庁のSP1人と奈良県警の警護員3人の計4人が配置されていた。


最初の発砲時、4人は前方などを見ており、山上容疑者に気づいていなかった。次の発砲までに約2・7秒あり、この間、SPは銃を構える山上容疑者に気づき、防弾仕様のカバンを掲げて山上容疑者と安倍氏の間に割り込もうとしたが、間に合わなかった。


警護対象の最も近くにいるSPは本来、異常時には警護対象者に覆いかぶさったり、身を伏せさせたりする必要がある。だが、SPは安倍氏と2~3メートル離れていたことから、とっさにカバンを用いて弾を防ごうとしたとみられる。


一方、県警の3人は最初の発砲後、ほとんど動けず、2度目の発砲後に2人は山上容疑者に突進し、1人はSPと共に安倍氏に駆け寄っていた。警察庁が今後進める検証では、4人の役割分担や、それぞれの立ち位置が決まった経緯などについて確認する。


地方警察の警護員は、事前に警視庁に派遣されて研修を受けている。だが、経験豊富なSPとは能力差が生じやすい。警察庁は8月中に検証結果をまとめる予定で、同庁幹部は「警察全体の警護レベルの底上げや、警視庁SPの運用拡大が課題となる」と話した。





総理大臣の警護を担当したこともある警視庁元SPは、発砲があった瞬間の現場の動きについて「少なくとも犯人が前に出てきた瞬間に、後方を警戒していた人間がまず飛び出すべきでした」と悔やむ。


世間では「警護体制は適切なものだったのか」という疑問が噴出し、奈良県警には11日午前7時までに電話やメールなど約1300件のクレームが殺到した。また、12日に警察庁で行われた記者会見では、中村格長官が「警察としての責任を果たせなかった」「警察庁の関与のあり方にも問題があった。長官として慚愧にたえない。責任は誠に重いと考えている」として、警護措置要領を見直す方針を示した。警察庁が、個別の事案について会見を開くのも、長官が責任を認める発言をするのも異例のことだ。


安倍氏の後援会幹部によると、事件の現場を担当していたSPは強いショックを受けているという。


「警視庁から派遣されたSPに後援会会長が電話したところ、号泣して言葉にならなかったそうです。『お前の責任じゃない』とは伝えたものの、ずっとそんな調子で泣いていたと聞きました。安倍さんならきっと、こういう時に『キミじゃなくてよかったよ』と言っていたのではないかと思いますが……」


後援会の幹部は、安倍氏との思い出を悲痛な様子で振り返る。


後援会幹部は「地元の支援者としては、何をしても今はつらい。ふとした場面で『ああ、ここを安倍さんと歩いた』など思い出してしまいます。8月13日には、関門海峡花火大会が3年ぶりに開催されます。安倍さんも下関に毎年来られて楽しみにしていた花火大会だったのに、今年はご覧になれないと思うと……」


安倍氏の銃撃事件により、多くの人の心が深く傷ついている。

SPと県警の動きの差…ほとんど動けなかった県警3人 SPと県警の動きの差…ほとんど動けなかった県警3人 Reviewed by RichKid on 7月 15, 2022 Rating: 5

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