野球の東京五輪代表に選出されていた広島・会沢翼捕手が故障のため代表を辞退することが17日、デイリースポーツの取材で明らかになった。代わって阪神・梅野隆太郎捕手の選出が決定的で、18日にも正式発表される。
会沢は15日・西武戦(マツダ)の八回の守備中に左脚を痛めて途中交代。16日に広島市内の病院で検査を受け、同日、出場選手登録を抹消された。蔦木トレーナーは「左足のコンディション不良です。3軍調整になります」と説明。長期離脱の可能性が高まっていた。
梅野はプロ入り8年目。昨季まで3年連続ゴールデングラブ賞を受賞するなど、堅守で近年の阪神を支えてきた。今季はここまで59試合に出場し、打率・225、1本塁打、18打点。セ・リーグトップの得点圏打率・381をマークするなど勝負強い打撃で首位快走に貢献してきた。
梅野はプロ入り後に代表経験はなく、今回が初の侍ジャパン入りとなる。
梅野は福岡大4年時の2013年に大学日本代表に選出され、主将として出場した日米大学野球選手権大会では優勝を経験。プロでの代表経験はないが、稲葉監督が甲子園を訪れた4月中旬には「もちろん出たい。意欲は変わらず、前向きにやっていきたい」と熱い思いを口にしていた。
その言葉通り、今季は開幕から攻守にわたる活躍で、首位を快走するチームを支えてきた。ここまで59試合に出場。打撃では勝負強さを発揮し、得点圏打率・381をマークしている。3年連続でゴールデングラブを受賞しており、「梅ちゃんバズーカ」と称される強肩と、巧みなブロッキング技術は球界トップクラスのものだ。
この日、梅野は甲子園で行われた全体練習に参加。「チームとして優勝することしか考えていない」と三十路(みそじ)の誓いを立て、こんなハッピーな予言を口にしていた。
「今のチーム状況からしたら、何かいいことが起きそうな予感がする。8年目でまだ優勝の経験がないので、そこに突き進む、節目の年に優勝したい」
60試合を消化した阪神は交流戦を2位で終え、貯金も「20」の大台に乗せた。球宴ファン投票でも「虎ジャック」が予想され、16年ぶりのVムードもいよいよ高まってきた。
18日からの巨人3連戦では、前回対戦で離脱していた坂本も1軍に復帰。7ゲーム離しているとはいえ、油断はない。「自分たちの野球のスタイルを崩すことなくやっていきたい。そしたら勝利は見えてくると思う。守り勝つ野球というのをやっていかないといけない」と力を込めた。
阪神からは青柳と岩崎が選出されており、気心知れた仲間の存在は心強い。阪神と日本を代表して戦う東京五輪での金メダル、そして悲願のリーグ優勝へ、梅野が予感を現実に変えていく。
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