「なんでまた…」「最初からやり直しだ」-。熊本県南部を襲った4日の豪雨による球磨川の氾濫で、甚大な被害を受けた球磨村の神瀬[こうのせ]地区。24日の大雨で、今度は支流の川内川から濁流が集落に流れ込み、再び大規模な浸水に見舞われた。再起を目指して片付けを進めていた住民は、無情な現実を前に涙した。
前日の荒天から一転、晴れ間ものぞいた25日。八代市に避難する高校講師の有田和生さん(65)は、土砂が1メートルほど積もった自宅の玄関前で立ち尽くしていた。
4日の氾濫でたまった土砂を、床が見えるまでようやく片付けたばかり。軒下に置いていたスコップやくわなどの道具も全て流された。「梅雨が明けてからやり直さんと…。道具はまた買わんといかん」。悔しさとやり切れなさで、目に涙が浮かぶ。
24日、球磨川の水位にはまだ余裕があった。ところが、4日の豪雨によって転がってきた大きな岩や土砂が川筋を埋めていた川内川の水が、流れを変えて集落にどんどん流入。60軒ほどが連なる中心部の神瀬郵便局周辺が浸水した。自営業の上蔀[うわしとみ]忠成さん(46)によると、水は一時、へその辺り(約1メートル)まで達したという。
村中心部や人吉市へつながる国道219号が寸断された同地区。多くの住民が避難する人吉市からは、八代市や芦北町を経由して約3時間もかかる。片付けに通うのも容易ではないため住民の姿はまばらで、民家の屋根や庭には野生の猿が出没する。
上蔀さんは「高齢世帯が多く、雨が降るたびに浸水するなら誰も帰って来られない。復旧作業もなかなか進まない」と肩を落とす。
24日の大雨は、地区内の道路にも新たな被害をもたらした。郵便局から約4キロ山あいにある集落への村道は、4日の豪雨で土砂が堆積してふさがれた。地元の建設会社が仮設道路を造る作業を進めていたが、勢いを増した川内川が長さ約100メートルにわたって、造成中の仮設道路をえぐり、開通は遠のいた。
「25日に完成するはずだったのに」と社長の和田洋一さん(62)。「まずは川内川の岩や土砂を取り除かんと、どうにもならん。途方もなか」と目を伏せた。
思い入れはあるだろうけど、また水が入り込んだなら今後家を片付けてもまた同じ目にあいそうな気がします。
最近は気候がおかしいと言われてるので、片付けずに取り壊した方がいいと思う。思い入れはあるけど、命は大切だし。今後せっかくリフォームしても同じことになれば老後の蓄えが…
また大雨が降れば危険でしょうから、違う場所に引越ししたほうが良いのでは…
再び大規模浸水 無情な現実!再浸水に球磨村神瀬地区の住民悲嘆
Reviewed by RichKid
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7月 26, 2020
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